吃音のはなし

り、りぃーーーーーーーーー

 

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りり

 

ゲホゲホすいません

りふっちです。

 

 

私は吃音と生きてきました

最初は分からないことだらけで戸惑ったものですが、今では付き合い方も覚えすっかりお友達です。

それどころか最近気付き初めた事も多く、自身の吃音への理解の深まりは留まる事を知りません。

今回は頭の中の整理がてら自分の知っていることや認識なんかを書き連ねます

 

 

端的に言うと、言葉がつっかかる、詰まる=>吃るという症状が起こります。

詰まり方には単語の1文字目が伸びる 長音 、第一声から出せない 無音 、単語の1文字目が連続する 連音 の3種類があります。

 

 

本人からすれば意識とは無関係に、喉の奥が硬直したような、もっと感覚的に表現すれば言葉の塊が喉の奥でつっかえて出てこられないような感覚に陥るので、フィジカル的な障害なのかなと思っていたのですが、どうやら脳の病気らしいです。

 

 

有病率は100人に1人くらいらしいです。

そんなに珍しくはないですね。ちょっとしたハコに人を詰めれば数人見つかるでしょう。

 

 

確実な治療法は確立されていません。

発症原因もよくわかりません。ただし、発声に関するトラウマが原因である事があるとよく言われます。

私はトラウマは特に思い当たりませんが、強いて言うなら幼少期に初めて吃ったときの不思議な気持ちを憶えていることが原因の一つかもしれません。

お母さんに「いいよ。落ち着いて言ってみて」と言われてうん?落ち着いてるんだけどなぁって思いました

 

 

言葉が詰まっていても、単語や言い回しを変えるとスッと出てくる事があります。

吃音者は会話の中で吃りを察知したら咄嗟に言い回しを換えて発言する能力に長けます。常に無意識レベルで身構えている感じです。

それでもカバーしきれない事はあります。

 

 

人によって、特に発声が苦手な音があります。

母音から始まる言葉が苦手、カ行から始まる言葉が苦手など。

私はタ行が苦手です。特に「タ」。

「食べる」と言いたいのに咄嗟に諦めて「食う」に言い換えてしまうのがちょっとした悩みであります。

 

 

ふざけて真似をすると移る可能性があります。

笑い話にする事は慣れているので小馬鹿にするのは結構です。でも真似だけは止めておいた方がいいです

頭のオカシイ人の真似してたら自分もおかしくなるって言いますね。そんな感じ。

 

 

意識すればするほど症状は悪化して悪循環に陥ります。

こうして記事を書いているのも自分の治癒を遠ざける行為かもしれません

治すには長い時間をかけて忘れるのが一番だと思います。

 

 

いくら親しい相手でも吃ることがあります。

ですが驚く事にこの人が相手だと全く吃らないという人物もいるみたいです。

家族の一人だったり、恋人だったり、そういう人に対しては深層心理でもリラックスしきっているんでしょう。

吃りが出る相手に対しては劣等感を抱いているとか、離れられるのを恐れているとか、無意識レベルで少なからず緊張しているのかな、と思います。

 

 

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」という漫画があります。

主人公の志乃ちゃんは、中学生で、吃音者です。

作者は惡の華なんかで有名な押見修造です。彼自身が吃音者だというので、フィクションでありながら、主人公の内面の悩みや葛藤がリアルに描写されています。

思わずあるある、と言いたくなるようなシチュエーションも。

お話全体としては、たった1巻で完結するからか終わり方があまり好きではないですけど。

気になった好奇心旺盛なお方は読んでみるのも良いと思います。

 

 

ぶっちゃけ、緊張して吃る事くらいは誰にでもありますよね。

吃音というのは、度合いが違うだけであって、実は誰しも持っているものなのかもしれません。

なんだか、リーディングシュタイナーみたいでかっこいいです。

 

りふっち